港区南麻布にある動物病院、The vet南麻布動物病院のブログページです。
目次
食物の変化
突然の食事の変更や新しい食べ物の導入は、犬の消化器系にストレスを与え、下痢を引き起こすことがあります。また、与えられる食べ物が腐敗していたり、品質に問題があったりする場合も下痢の原因となります。
食べ物
犬が食べ物を過剰摂取すると、消化器系が過負荷になり、下痢を引き起こす可能性があります。特に、人間の食べ物やゴミ箱の中の食べ物を盗み食いすることがある場合は注意が必要です。また、高脂肪な食事も膵臓への負担となり、消化不良になります。
消化器感染症
細菌やウイルスによる消化器感染症は、犬の下痢の一般的な原因です。例えば、キャンピロバクター、サルモネラ、パルボウイルスなどが挙げられます。
寄生虫感染
内部寄生虫（例：回虫、鉤虫、トリコモナスなど）や外部寄生虫（例：ノミによる瓜実条虫）に感染すると、犬の腸内で炎症や下痢を引き起こす可能性があります。
アレルギー反応
犬が特定の食品や環境アレルゲンに対してアレルギー反応を示す場合、下痢が起こることがあります。
ストレスや不安
犬がストレスや不安を感じている場合、それが腸の運動を変化させ、下痢を引き起こすことがあります。環境の変化、新しい家族の追加、トラウマなどがストレスの原因となることがあります。
消化器系の疾患
膵炎や肝疾患、腸炎など消化器系の異常により、消化吸収がうまく行えなくなることで、下痢を起こします。
これらは一般的な原因ですが、犬の下痢の原因は個体によって異なる場合があります。下痢が継続する、血便や嘔吐がある、元気がないなどの症状がある場合は、獣医師に相談することをおすすめします。
