東洋医療科（統合医療科）

獣医療の進歩は目覚ましいものがあります。伝統医療のひとつである東洋医療は長い歴史の中でヒトや動物の健康維持に役立てられました。歴史のある医療体系ですが、現代医療と共存しながら、東洋医療の強みを生かし、また現代医療の治療効果を向上する効果も明らかになっています。

それぞれのからだの性質をみながら、オーダーメイドの治療が行えることが特徴です。不調の改善や、健康維持など幅広くお役立ていただけます。

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当院の特徴

鍼灸・漢方・栄養・養生を組み合わせたオーダーメイド治療
外科手術との併用や術後ケアとしても活用可能
西洋医学との統合で、補完的に治療効果を高める診療方針
不調の改善から健康維持・予防まで、幅広く対応可能

診療について

鍼灸について

椎間板ヘルニアをはじめ関節や腰の痛み・麻痺に対する東洋医学的な内科治療を積極的に行っております。

外科手術は原因部位の根本的な改善を図ることができ、その技術も向上しています。このような外科手術後の症状改善補助としても鍼灸や漢方の併用が有効であるという考え方で診察を行っております。また、外科手術が難しいと判断された場合、機能維持や回復を目的として鍼灸を行う場合もあります。

また、東洋医学はからだ全体のバランスの変化を様々な視点で評価し、その時に合わせた最適な方法で治療や養生を行います。お話を伺い、その子の体調や性質に合わせて最適化を図ります。不調になった際、あるいは不調になる前、健康維持の一つとしてご活用ください。

漢方について

漢方は中国に起源を持つ植物や鉱物など、からだに何らかの作用を持つものを組み合わせて病気の治療や健康維持に役立ててきました。長い年月をかけ有効なものが現代に受け継がれています。一般に漢方薬と呼ばれるものには、中国古来から用いられている「中（医）薬」と、日本に伝来して独自の進化を遂げた「（日本）漢方」があります。動物に対してこれらの漢方薬の使用に対し有効性が多く報告されてきました。既存の治療と併用することで、より治療効果を高めることも期待されます。

一般に「からだにやさしい」「からだへの負担が小さい」というよいイメージのほか、「すぐに効果が得られない」「おいしくないので飲めない」という印象を持つことが多いかと思います。漢方を効果的に使い、おうちの方、そしてどうぶつさんたちに負担がかからないような方法をご提案し、健康に寄与できるよう努めてまいります。