短頭種症候群

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短頭種症候群とは?

みなさん、短頭種症候群って知っていますか?

名前の通り、フレンチブルドッグやパグ、ボストンテリアなどの鼻ぺちゃさんたちにみられる病気です。この子たちは鼻が短いため、呼吸障害がおこりやすく、外鼻孔狭窄や軟口蓋過長による気道の狭窄に始まり、症状が長期化すると喉頭嚢の反転などがおこり、さらに呼吸状態が悪化します

南麻布動物病院 20230627ブログ

短頭種症候群の症状

この病気にかかると、散歩しはじめるとすぐにガァガァと努力性呼吸となり、長期間の散歩や運動ができない、寝ている時にいびきをかく、運動していなくても気温が高いとパンティングがひどい、などといった症状がみられます。
また、病気になり、手術をおこなった際に、麻酔覚醒時に自力呼吸が困難となり、麻酔リスクが高くなってしまうこともあります

そのため、短頭種のわんちゃんたちは、去勢手術の際にすでにこういった症状が見られている場合は、症状の悪化を防ぐためにも同時に外鼻孔拡張や軟口蓋切除を実施することをおすすめします。

短頭種症候群の症状悪化を防ぐ手術 ~看板犬 豆大福の例

当院の自称看板犬の豆大福は、去勢手術実施の際に鼻腔拡張と軟口蓋切除を実施しました。そのおかげで、いびきも軽減し、散歩中に全力ダッシュしても、呼吸状態は落ち着いています。
この病気は、進行性の病気のため、早期、可能であれば3歳までに手術を実施することが推奨されています。

気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

右鼻はOPE前、左鼻はOPE後

 

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この記事を書いた人

The vet 南麻布動物動物は、循環器専門家のいる犬・猫の動物病院です。日本獣医循環器学会の認定医が在籍。心臓の内科治療や心臓手術の数多くの治療実績がございます。セカンドオピニオンもお受けしていますのでお気軽にご相談下さい。動物健康診断センターとトリミングサロン、ペットホテルも併設しています。

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