3月のペットの養生法 〜中医学の視点から〜

春の訪れとともに、ペットの健康管理にも季節の変化に応じたケアが大切になります。中医学では春は「肝」の季節とされ、肝の働きを整えることが重要です。3月には以下のような不調が現れやすくなります。

1. イライラや興奮しやすい

春は肝の気が活発になる一方で、その流れが滞ると情緒不安定や攻撃的な行動が見られることがあります。犬や猫が急に神経質になったり、他の動物とケンカしやすくなったりするのは、肝の気の乱れが原因かもしれません。

2. 消化不良や食欲不振

肝の不調は脾(消化器)の働きを妨げることがあり、食欲が落ちたり、下痢や嘔吐といった症状が出ることがあります。こうしたサインを見逃さないようにしましょう。

3. 目のトラブル

中医学では肝は「目」に関係するとされ、目やにの増加、充血、目をこする行動などが見られたら肝のケアが必要です。

対策として有効なツボ

3月の不調を和らげるために、以下のツボを取り入れるとよいでしょう。

1. 太衝(たいしょう)

位置:後ろ足の第二指と第三指の間、少しへこんだ部分。

効果:肝の気の流れを良くし、イライラや興奮を鎮める効果があります。軽く押してマッサージするとリラックス効果が期待できます。

2. 百会(ひゃくえ)

位置:頭頂部、両耳を結んだ線と正中線の交点。

効果:全身の気の巡りを整え、興奮やストレスの緩和に役立ちます。指の腹で優しく円を描くようにマッサージするとよいでしょう。

3. 足三里(あしさんり)

位置:前足の膝蓋骨(ひざの皿)から指4本分下がったやや外側のくぼみ。

効果:胃腸の働きを助け、消化不良や食欲不振の改善に役立ちます。

これらのツボ押しを取り入れつつ、ペットが快適に春を過ごせるようサポートしてあげましょう。

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この記事を書いた人

The vet 南麻布動物動物は、循環器専門家のいる犬・猫の動物病院です。日本獣医循環器学会の認定医が在籍。心臓の内科治療や心臓手術の数多くの治療実績がございます。セカンドオピニオンもお受けしていますのでお気軽にご相談下さい。動物健康診断センターとトリミングサロン、ペットホテルも併設しています。