東洋医学をどうぶつに?その実際のところ

みなさまはじめまして。獣医師、国際中医師の増田国充と申します。静岡県で動物病院を開業しています。東洋医療の専門医として、主に鍼灸や漢方といった手段でわんこ、にゃんこたちの治療や健康維持を行っています。

ところで、東洋医療について皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
実は、一般の方が東洋医学に持つ印象を実際にお尋ねしたことがあります。
その結果、以下のような反応がありました。

・からだに負担がかからなさそう
・効果が出るまでに時間がかかりそう
・副作用がなさそう
・薬がおいしくないのでは?
・いまいちよくわからない

など、好意的なものや否定的なものまで様々でした。

ヒト医療では保険診療の一部として漢方が使われています。
有名なものはツムラの顆粒の漢方で番号が振られているものをご覧になったことがあるかもしれません。このツムラの漢方を実際に犬や猫にも使用することがあります。

ヒトでは、これまで2千年以上にわたって伝統的に使われている漢方薬の一部について、現代医学の理論によってどのように作用し改善が得られているかというエビデンスが得られているものがあります。また、についても、すべてではないもののツボや鍼による生理学的な効果が解明されています。

このように伝統的医療といわれる東洋医療も、「あやしい何か」ではなく、正しく用いることで体の改善に繋げられることがわかってきました。

実際にどのようなケースにこのような東洋医療が応用できるのか?こちらは、また次回にご紹介していきたいと思います。

こちらをご覧の皆様に、ちょっとだけ鍼の治療風景をご紹介します。

では、次回はどんな時に東洋医療が活躍するかについてご紹介します、ご期待ください。

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